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このたび、AMC(Amazon Marketing Cloud)レポート > リテンションレポートに、「F2転換率分析」を追加しました。初回購入したお客様のうち何%が2回目の購入に至ったのか、そして2回目までにどれくらいの日数がかかったのかを、月ごと・ブランドごとにご確認いただけます。セラーアカウント・ベンダーアカウントの双方でご利用いただけます。
※本機能をご利用いただくには、AMCインスタンスの連携が必要です。また、Pro Plan 以上でのご提供となります。
「F2転換率」とは何か、なぜ重要か
F2転換率とは、初回購入者(F1)のうち、2回目の購入(F2)に至った人の割合を指します。一般に、2回目を購入したお客様はその後も継続して購入する確率が大きく上がるため、F2転換率はリピート型ブランドの体力をもっとも端的に表す指標として扱われます。
新規顧客の獲得数だけを追っていると、「集めた新規がその後どれだけ残ったのか」が見えません。同じ人数の新規を獲得していても、F2転換率が高いブランドと低いブランドでは、その後の売上の積み上がり方がまったく変わります。広告費をどこまで積んでよいかの判断も、この転換率と転換までの日数に左右されます。
本レポートでは、F1・F2を次のように判定しています。
- F2の判定:初回購入から7日以上あいた2回目の購入をF2とみなします。まとめ買いや同一注文の分割配送を2回目とカウントしないための下限です。判定に日数の上限はありません
- F1の判定:Amazon Retail Purchase(ARP)をご契約の場合は過去4年間に購入のないお客様の初回購買を、それ以外の場合はAmazonのブランド新規顧客(過去12ヶ月)の判定をF1としています
「転換窓」を切り替えて、期間を区切った転換率で見る
F2転換率は「いつまでに2回目を買ってもらえたか」という期間の区切り方(転換窓)によって数字が変わります。本レポートでは、画面上部のセレクタから転換窓を切り替えられます。
- 休眠日数窓(既定):AMCレポート設定 > RFMユーザーランクで設定している「休眠ユーザー」の日数(初期値90日)に連動します。自社が「離脱」とみなしている基準そのもので転換率を測れます
- 固定窓:30日以内から360日以内まで、30日刻みで選択できます。ブランド間・期間間を同じものさしで比較したいときにお使いください

レポートで見られる内容
サマリー指標
画面左側に、選択した期間・転換窓での代表値を表示します。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| F1ユーザー数 | 期間内に初回購入したお客様の人数 |
| F2転換ユーザー数 | そのうち、転換窓以内に2回目を購入したお客様の人数 |
| F2転換率 | F2転換ユーザー数 ÷ F1ユーザー数 |
| 中央値F2転換日数 | 初回購入から2回目までにかかった日数の中央値。こちらは転換窓セレクタに連動せず、常に休眠日数窓で算出します |
4つのグラフ
- F2転換率推移:コホート月(初回購入月)ごとに、F1ユーザー数を棒グラフ、F2転換率を折れ線で重ねて表示します。新規獲得のボリュームと定着率を同時に追えます
- 中央値転換日数:2回目購入までの日数の中央値の推移です。転換率が横ばいでも日数が縮まっていれば、リピート施策が効いていると判断できます
- F2転換タイミング:初回購入からの経過日数を区間に区切り、累積の転換率がどこで立ち上がるかを示すカーブです。フォローメールやリターゲティングを打つべきタイミングの検討にお使いいただけます(F2判定に7日の下限があるため、最初の区間のみ7〜30日と幅が狭くなります)
- ブランド別:ブランド(またはカテゴリー)ごとに、F2転換率と中央値転換日数を横並びで比較します。同条件で比べるため、転換窓の観測期間を満たしたコホートのみで集計しています
各グラフは画像(PNG)とCSVでのダウンロードに対応しています。

コホート明細テーブル
画面下部には、コホート月×ブランドの明細を表示します。F1ユーザー数/F2転換ユーザー数/F2転換率/中央値転換日数に加えて、右側に30日から360日まで30日刻みの累計転換ユーザー数が並びます。「90日でどこまで積み上がり、180日でどこまで伸びるのか」を数値で追えるため、広告費の回収期間をどこに設定すべきかの根拠としてもお使いいただけます。合計行の表示とCSVエクスポートにも対応しています。
活用例
- リピート施策の効果検証:定期便への誘導やフォロー施策を始めた月を境に、F2転換率と中央値転換日数がどう変化したかをコホート単位で確認できます
- アプローチのタイミング設計:F2転換タイミングのカーブが立ち上がる区間を見て、リターゲティング広告やクーポン配信を打つ時期を決められます
- ブランド・カテゴリーの優先順位づけ:新規獲得数が同じでも定着率が高いブランドはどこかを比較し、広告予算を寄せる先の判断材料にできます
- 回収期間の設定根拠:30日刻みの累計転換ユーザー数から、自社の顧客が実際に何日で2回目に至るのかを把握し、広告費の回収目標期間の妥当性を検証できます
数字を読むうえでの注意点
- 直近月には「*」が付きます:転換窓の観測期間がまだ経過していないコホート月には*印を付け、グラフでは破線・白抜きのマーカーで表示します。これらの月の転換率は今後上振れしますので、確定値としては扱わないでください
- 明細の「—」は0件ではありません:日数別の列に表示される「—」は、その区間の観測期間がまだ経過していないことを示します
- AMCのプライバシー保護による非表示があります:F2転換者が100人に満たないブランド・月は表示されません。最新月が表示されないのは正常な動作です
- 期間はコホート月単位です:月の途中の日を選んでも、その月はまるごと集計対象になります
- 集計軸の設定に従います:ブランド/出品者カテゴリーのどちらを軸にするかは、AMCレポート設定 > プライマリカテゴリーの設定に連動します
- データは週次で更新されます:レポートは週次バッチ(木曜)で作成されます
まとめ
F2転換率分析は、「新規をどれだけ集めたか」ではなく「集めた新規がどれだけ残ったか」を見るためのレポートです。まずは既定の休眠日数窓のまま画面を開き、F2転換率の推移と中央値転換日数をご確認ください。そのうえで転換窓を30日・90日と切り替えていくと、自社の顧客がどのタイミングで戻ってくるのかが見えてきます。
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