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このたび、AMC(Amazon Marketing Cloud)レポートのリテールレポートに、新レポート「キーワード分析」を追加しました。検索語句ごとに広告費とブランド新規顧客(NTB:New to Brand)売上をレポートし、新規顧客獲得に効くキーワードの特定や、指名/一般キーワードの投資配分の見直しにご活用いただけます。
※本レポートをご利用いただくには、AMCインスタンスの連携が必要です。
「売れたキーワード」と「新規顧客を連れてきたキーワード」は違います
広告のキーワード評価は、多くの場合ROASで行われます。しかしROASが高いキーワードの中には、すでに自社ブランドを知っている既存顧客が指名検索で購入しているだけのものが少なくありません。効率は良く見えても、ブランドの母数は増えていない状態です。
逆に、一般キーワードはROASが見劣りするために縮小の対象になりがちですが、そこに新規顧客の入口が集中しているケースもあります。この判断を切り分けるには、検索語句ごとに「どれだけ新規顧客を獲得できたか」を見る必要があります。
キーワード分析レポートでは、AMCのデータをもとにキャンペーン × 広告グループ × ターゲティング × マッチタイプ × カスタマーの検索キーワード(検索語句)の粒度で、広告費・売上に加えてNTB売上、獲得した新規顧客数、そのユーザーが後に生んだ売上までを一覧化します。
主な出力指標
本レポートの中心となるのは、新規顧客の獲得コストと、その顧客が生んだ売上を対比させる指標群です。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| NTB売上 / N-ROAS | ブランド新規顧客による売上と、それに対する広告費の効率 |
| NTB販売数 / N-CPA | 新規顧客による販売数と、1件あたりの獲得コスト |
| NTBユーザー数 | 期間内のクリック経由購入でブランド新規顧客となったユニークユーザー数 |
| CAC | 広告費 ÷ NTBユーザー数。新規顧客1人あたりの獲得コスト |
| LTV売上 | 上記ユーザーが初回購入日から「広告ARPU日数」以内に生んだ累計売上 |
| ARPU | LTV売上 ÷ NTBユーザー数。新規顧客1人あたりの累計売上 |
| ARPU-ACOS | CAC ÷ ARPU。新規顧客1人あたりの獲得コストが、その顧客の累計売上に占める比率 |
このほか、ポートフォリオ/キャンペーン/キャンペーンID/広告グループ/ターゲティング/マッチタイプ/カスタマーの検索キーワード/広告費/クリック/CPC/新規率/売上/ROAS/販売数/CPA/キャンペーンカテゴリー1〜5を出力します。なお、購入の集計はクリックから14日以内をアトリビューション窓としています。
CAC と ARPU を並べて見られる点が本レポートの要です。ROASが低いキーワードでも、ARPUがCACを十分に上回っていれば投資対象として成立します。
こんなときにお使いください
- 新規顧客獲得に効くキーワードの特定:新規率やNTBユーザー数の高い検索語句を洗い出し、ブランドの入口となっているキーワードを見極めます
- 指名/一般キーワードの投資配分の見直し:指名キーワードが既存顧客の刈り取りに偏っていないかを確認し、一般キーワードへの配分を検討します
- CAC・LTVベースでの入札判断:単月のROASではなく、獲得コストとその後の累計売上を突き合わせて入札の強弱を決められます
使い方
- AMCレポート > リテールレポートを開きます。一覧の先頭に「キーワード分析」が追加されています
- レポート作成画面で、レポート名(100文字以内)、集計期間、広告ARPU日数を入力します
- 作成完了後、レポート画面上でポートフォリオ/キャンペーン/広告グループ/カスタマーの検索キーワード/キャンペーンカテゴリー1〜5による絞り込みができます
広告ARPU日数は1〜365の整数で指定します。初期値としてAMCレポート設定の値が入りますが、レポートごとに変更いただけます。「初回購入から何日間の売上を1人あたりの価値とみなすか」を決める設定で、商材の購入サイクルに合わせてご調整ください。
ご利用時の注意点
- ARPU窓が閉じていない期間について:集計期間の終了日から広告ARPU日数がまだ経過していない場合、累計売上を数えきる期間が確保できていないため、ARPU・LTV売上は過小評価になる可能性があります。直近期間のレポートを読む際はご注意ください
- 集計期間の指定範囲:選択できるのは前日までで、かつ前日から12ヶ月前の月初以降となります
まとめ
キーワード分析レポートは、「そのキーワードが売上を生んだか」ではなく、「そのキーワードが新しいお客様を連れてきたか」を問うためのレポートです。まずは広告費の大きいキーワードから、新規率とCAC・ARPUの関係をご確認ください。
AMCレポートの関連機能については、以下のお知らせもあわせてご覧ください。
- AMCリテールレポート機能強化:「価格弾力性」「併売」「定期便」分析
- AMCブランドレポートに「動画広告パフォーマンス」を追加
- Amazon Marketing Cloud(AMC)のセルフ開設機能をリリース
今後ともUbun BASEをよろしくお願いいたします。








