新機能|決まった型のレポートから、自由な分析へ。Ubun BASE MCPがAMCの直接操作に対応しました

いつもUbun BASEをご利用いただきありがとうございます。

このたびUbun BASE MCPに、AMC(Amazon Marketing Cloud)を直接操作できる新ツール10本を追加しました。

これまでUbun BASEのAMCレポートは、あらかじめ型が決まったレポートをご提供するものでした。今回のアップデートでは、型のない自由な分析(アドホック分析)を、SQLを書かずに日本語で依頼できるようになります。

「AMCで自由な分析をするには、専門知識を持つ担当者やデータチームが必要」という前提そのものが、今回なくなります。

※本機能は、AMC連携済みで、Ubun BASE MCPをご利用いただけるプランのアカウント(セラー/ベンダー)が対象です。

「用意されたレポートの外」を見にいけるようになります

Ubun BASEのAMCレポート機能では、リピート分析やブランド指標など、よく使われる分析を定型レポートとしてご用意しています。すぐに見られる反面、見られるのは用意された型の範囲まででした。

「この商品群だけで見たい」「この広告施策の前後で比べたい」といった、その場で生まれる問いに答えるには、AMCで自由に分析する必要があります。

AMCの管理画面には、そのためのクエリエディタが用意されています。ただし実際に分析を1本仕上げるには、次のすべてを自力で行うことになります。

  • AMC独自のSQLを書く:一般的なSQLとは異なる関数や記法があり、慣れが必要です
  • データ構造を把握する:数十種類のテーブルと、1テーブルあたり最大数百列の中から、必要な列を選び出す必要があります
  • プライバシー保護の制約を踏まえる:ユーザー単位のデータを扱うため、集計の仕方によっては結果が出力されません。制約を前提にクエリを設計する必要があります
  • 実行と修正を繰り返す:実行には時間がかかり、エラーが出れば原因を切り分けて書き直すことになります
  • 結果を整形する:出力されるのは数値が並んだCSVです。Excelに取り込み、単位を換算し、比率や前期比を計算し、見比べられる形にする作業が毎回発生します
  • インサイトを読み取る:整形した数値から「何が起きているのか」「次に何をすべきか」を導くには、AMCのデータ特性と広告運用の両方を踏まえた経験が必要です

クエリを書くこと自体が高いハードルですが、その後の整形と読み取りにも同じくらいのノウハウと工数がかかります。そのため現実には、AMCを自力で分析できる方は社内にごく限られるのが一般的です。多くの場合、依頼先の代理店や支援会社にクエリ作成をお願いし、結果が返ってくるまで数日待つことになります。思いついた時点でさっと確かめる、という使い方は難しい状況でした。

結果として、「やりたい分析は思いつくが、確かめる手段がない」という状態が起きがちでした。

やりたい分析を、そのまま言葉で

AIアシスタント(Claudeなど)にUbun BASE MCPを接続すると、たとえば次のような依頼ができます。いずれも定型レポートには含まれない、その時々の状況に合わせた分析です。

  • 新商品のローンチ検証
    「先月発売したASIN群について、購入した人がどの広告に接触していたかをAMCで調べて。広告種別ごとの購入率も出して」
    → 新商品の立ち上げで、どの広告が実際に購入につながったかが分かります
  • セール前の仕込みの効果検証
    「セール開始前の2週間に広告接触した人と、接触していない人で、セール期間中の購入率を比べて」
    → セール前の広告投資が、本番の売上にどれだけ効いたかが分かります
  • スポンサー広告とDSPの併用効果
    「スポンサー広告とDSPの両方に接触した人、どちらか片方だけの人で、購入率と1人あたり購入金額がどう違うか出して」
    → 併用に意味があるのか、予算をどう振り分けるべきかの判断材料になります
  • クロスセルの余地を探す
    「対象ASINを初めて購入した人が、その後90日間で一緒に買った自社商品の上位10件を出して」
    → 次に薦めるべき商品、セット提案やリターゲティングの対象が見えます
  • 検討期間の長さを知る
    「広告に初めて接触してから購入までの日数の分布を、商品カテゴリ別に出して」
    → カテゴリごとの検討期間が分かり、広告の配信期間やリターゲティングの設定期間を決める根拠になります

AIが、使えるデータを調べ、AMC用のSQLを組み立て、実行し、完了を確認して結果を返すところまでを担います。利用する側は、分析したいことを日本語で伝えるだけです。

変わるのはクエリ作成だけではありません。これまで手作業だったCSVの整形も、数値からの読み取りも、同じ対話の中で完結します。「この数字はどう読むべき?」「広告種別ごとに比較して表にして」「ではこの条件で出し直して」というやり取りが、そのまま分析のサイクルになります。

依頼してから示唆を得るまでが数分の対話に収まるため、1本の分析で終わらせず、気になった点を次々に掘っていく進め方ができます。

Amazon側の設定・申請は不要です

AMCをプログラムから扱う場合、通常はAmazonへの開発者申請、認証情報の取得と更新、インスタンスの指定といった準備が必要です。本機能ではそれらは一切不要です。Ubun BASEと連携済みのAMC環境が自動的に使われるため、接続するだけでお使いいただけます。

クエリを保存せずに単発で実行することもできるので、「ちょっと確認したいだけ」という使い方にも向いています。

また、既存の定型AMCレポート(管理画面のAMCレポート機能)は、これまでどおりご利用いただけます。AIが作成したクエリとは分離されているため、既存のレポートに影響が出ることはありません。

定型レポートで全体の動きを定点観測し、気になった点だけをAIに深掘りさせる。この2段構えが、今回のアップデートで可能になります。

【重要】すでにMCPを接続中のお客様は再接続が必要です

すでにUbun BASE MCPを接続いただいている場合、そのままでは新しいAMCツールが表示されません。お使いのAIホスト(Claudeなど)側で、Ubun BASE MCPを一度切断し、あらためて接続(再接続)してください。アカウントの選択・許可までお済ませいただくと反映されます。

※再接続後もAMCのツールが表示されない場合は、お手数ですがサポートまでご連絡ください。

まとめ

クエリを書き、結果を整形し、数値を読み解く。これまで専門知識と工数を要したこの一連の工程が、対話のなかに収まります。決まった型のレポートを見るだけでなく、その場で生まれた仮説をその場で検証する使い方を、ぜひお試しください。

今後ともUbun BASEをよろしくお願いいたします。

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