新機能|Ubun BASE MCPサーバーが実績データの全件CSVエクスポートに対応

いつもUbun BASEをご利用いただきありがとうございます。

このたび、Ubun BASE MCPサーバーに、実績データを全件CSVでエクスポートする機能を追加しました。AIエージェントとの対話の中から、全ASINの売上・広告実績や、検索語まで展開したキーワードレポートをそのままCSVで取得できるようになります。

※本機能を含むUbun BASE MCPサーバーは、Advanced Planをご契約のアカウント(セラー/ベンダー)でご利用いただけます。

対話での集計に加えて、全件の生データも

Ubun BASE MCPサーバーは、売上・広告・AMC(Amazon Marketing Cloud)のデータをAIが読み取れる粒度に集計してその場で返すツールを提供しています。日々のモニタリングや要因分析は、この形で対話しながら進められます。

ここに今回、全件の生データをCSVで受け取るという選択肢が加わりました。ASIN、キーワード共に数千〜数万行規模になりますが、こうした大容量のデータもファイルとして丸ごと書き出せます。

対話の中で仮説を立て、Excelでの二次分析やAIによる深掘り分析には全件データを使う——目的に応じて2つの取り方を使い分けていただけます。

なお、AIエージェントは受け取ったCSVの全行をそのまま読み上げるのではなく、手元でデータを集計・加工し、その結果をもとに回答します。そのため行数の多さがそのまま制約になることはありません。人が目視では追いきれない数万行規模のデータほど、AIならではのインサイト発見が期待できます。

使い方:AIに日本語で頼むだけ

特別な操作は必要ありません。MCPサーバーを接続したAIエージェントに対して、日本語で依頼するだけでCSVの作成が始まります。

  • 「今年1月から6月までの全ASINの売上と広告実績をCSVで出して」
  • 「直近3ヶ月のキーワードレポートを検索語まで含めてCSVでちょうだい」
  • 「Aブランドの商品だけ、ASIN×月の粒度でエクスポートして」

依頼を受けたAIは、まずエクスポート用のジョブを発行し(create_report)、続いてその進捗を確認します(retrieve_report)。ファイルの生成が完了すると、ダウンロードURLが返されます。データ量が大きい場合、生成には数十秒〜数分ほどかかりますが、その間の状態確認もAIが行います。

発行されたダウンロードURLは、人が直接ブラウザで開いてもAIが取得しても同じものをご利用いただけます。CSVはUTF-8(BOM付き)で出力されるため、Excelでそのまま文字化けなく開けます。

※ダウンロードURLの有効期限は既定で1時間です。期限が切れた場合は、あらためてエクスポートをご依頼ください。

エクスポートできるデータ

出力対象はASINキーワードの2種類です。それぞれ指定できる条件は以下のとおりです。

対象内容と指定できる条件
ASINASIN別の売上・広告実績。粒度は期間集約(1ASIN=1行、既定)/日別/月別から選択できます。特定の1ASINだけを指定することも可能です。ブランド・サブカテゴリ・セラーカテゴリでの絞り込みに対応しています。
キーワードキーワード・検索語別の広告実績。粒度は管理画面のキーワードレポートと同じ(月×広告タイプ×キャンペーン×広告グループ×キーワード×マッチタイプ×検索語)です。広告タイプ(SP/SB/SD)、マッチタイプ、ポートフォリオ・キャンペーンカテゴリー・キャンペーン・広告グループでの絞り込みに対応しています。CSVにはポートフォリオからターゲットまでの各IDを付与しています。

期間は開始日・終了日で指定でき、最大731日まで遡れます。

キーワードのエクスポートでは、既定で検索語まで展開されますが、「検索語は不要」とお伝えいただければキーワード単位に集約され、行数を大幅に抑えられます。なお、検索語のデータはスポンサープロダクト・スポンサーブランドが対象で、スポンサーディスプレイには検索語がありません。

活用シーン

キーワードレポート:スポンサー広告の「診断」に使う

キーワードレベルまで分解されたローデータがあることで、管理画面の集計では見えにくい構造的な問題を洗い出せます。

  • 長期不採算キーワードの検知:一定期間にわたって費用ばかりが積み上がり、売上につながっていないキーワードを抽出する
  • 一般語から露出している自社ブランドキーワードの検知:本来は指名検索で獲得できているはずの需要に、一般語で余計な広告費を払っていないかを確認する
  • マッチタイプ別の利用金額シェア:完全一致・フレーズ一致・部分一致に予算がどう配分されているかを可視化し、配分の偏りを見直す
  • 刺さっている検索語の洗い出し:検索語まで展開したデータから、成果につながっている検索語と無駄打ちの傾向を網羅的に確認する

CSVにはポートフォリオ・キャンペーン・広告グループ・ターゲットの各IDが含まれています。分析で見つかった対象をIDで特定できるため、そのままバルクシートの作成につなげるといった運用も可能です。

ASIN別セールスレポート:ローデータをそのままAIに渡す

日別×ASIN別の粒度で出力できるため、加工前のローデータをAIにそのまま渡して自由に分析させる使い方に向いています。行数が多く人の手では傾向をつかみにくいデータこそ、AIによる分析が力を発揮する領域です。

  • 相関分析:広告投下量と売上の関係等を、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)的なアプローチで検証する
  • 異常値の発見:特定のASIN・特定の日に発生した売上や広告指標の異常な振れを検知する
  • 自社フォーマットへの流し込み:Excelやスプレッドシートに取り込み、社内の分析・報告フォーマットで加工する

今後の拡充について

本機能で扱えるレポートの種類は、今後も順次拡充していく予定です。現在は宣伝ASIN別の広告レポート、商品マスタ、時間帯別レポートなどの追加を検討しています。

ダウンロード形式のレポートは、対話の中で完結する集計系のツールとは扱い方が異なります。今回のASIN別・キーワード別のエクスポートで、まずはこの形式に慣れていただければ、今後追加されるレポートもそのままご活用いただけます。

まとめ

今回の対応により、Ubun BASE MCPサーバーは「集計データをその場で返す」に加えて、「全件の生データをCSVで渡す」という選択肢を持つようになりました。AIとの対話の延長線上で大量データを扱えるようになりますので、ぜひお試しください。

今後ともUbun BASEをよろしくお願いいたします。

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